
彼女は隠れて変化する
第3章 p@p@(マイマイ)参上!
「うゎ…マジか――――」
「オタクばっかり!って思った?正直者だな、顔に出てるぞ!ハハハ、君は面白いね」
目の前の光景に俺は、いったいどんな顔をしていたのやら…
そんな俺を、“面白いね”ってイケメン発言してしまう木頭さんの…男気に…惚れてまうやろ~~~~~~~…
ま、胸…無いから…惚れないけど!
ふと、気がつくと…
――――…舞の顔が真っ正面を向いている!?
いつもはうつ向き下ばかり見ていた地味子が!?
目をキラキラ輝かせているではないか!!
「――――…あいつ…あんな顔も出来るんだな」
幼馴染ではあるが――――…俺は舞の事…何も知らないかも…
と、そのキラキラ舞の隣で俺をガン見している小さな人間と目があった…
に…睨んでる?いや、警戒されてる?
俺は一応ペコリと頭を下げた
すると、その小さな人間…つーか少女はサッと舞の後ろに隠れた
「…え~…リアクションに困る~…」
俺は、舞とその子を気にかけながらサークルの控え室へと荷物を運んだ
