嵐しょーせつ。Part3
第111章 ニセモノ
雅「、、どうした?怖いの?」
和「、、(コクっ)、、」
暗闇が苦手なのかな、、
和「、、俺の父さん、、俺のせいで死んじゃったんだ」
雅「え、?」
和「まだ、4歳のときに海に遊びに行ってさ、、俺が夜に1人で海で遊びたくて遊んでたら、その日たまたま海が荒れてて、、溺れちゃってそれに気づいた父さんが俺を助けようとした。」
雅「うん、、」
和「俺をなんとか陸まで助けたんだけど、父さんはそのまま海の波にのまれて、、それっきり。」
そんな辛いことが、?
和「母さんは俺を責めなかった。俺のせいで大切な人が死んじゃったのに、、」
雅「和也、、」
俺に涙を見せてくれた和也。
そんな辛いこと俺に話すために思い出したんだね
雅「、、でも、母さんはさ、多分だよ?どっちも大切な人なのは変わりなくて和也の父親が和也を助けてくれて誇りに思ってんじゃないかな。もちろん辛いし悲しいけど、和也が無事だったから母さんは嬉しかったんじゃないかな。」
和「、、グスッ泣」
雅「和也。お前には俺もいる。父さんだってお前の新しい家族だ。忘れろなんて言わない。だけど、新たな気持ちでこれから生活してこうよ。」
和「うん、、ありがとう、雅紀。」