嵐しょーせつ。Part3
第26章 トナリ
近くに転がるボール。
「ふふっいい気味だわ笑笑」
「ただじゃおかないって言ったのに、守らないあんたが悪いんだよ。」
「このメガネオタク笑笑」
後ろから聞こえる悪口。
雅紀たちがいる近くでいいのかよ、、、
雅「、、んだよ、、」
雅紀は近くに転がっていたボールを女子たちに投げつけた。
「、、うっ、、いった、、」
雅「ごめんね?女に手を出さないのが普通なんだけど、」
雅紀は笑ってるけど、目が笑ってない。
17年も一緒いるのに、初めて知った顔。
「、、、、雅紀くんたちが汚れるから助けてあげたの。私は悪いことしてないわ。」
雅「、、はぁ?どこが。汚れる?なんで?」
「なんでそんな庇うのよ。」
雅「幼馴染だからね。和が嫌なことされたら俺たちが許さない。」
「私たちは悪くないもの。」
まだ、言うかよ。
「、、わぁ!」
次々に飛び合うボール。
まさしく集中攻撃。
潤「黙って聞いてりゃなんなんだよ!ふざけんじゃねーよ。」
智「女の子に手は出さないって決めてたのになぁ」
「お前らふざけんなよ。二宮が可哀想だろっ!」
男子のみんなはおれの味方になってくれた。
「いった、なんなのよ!!」
雅「散々和を苦しめた罰だよ。それぐらい我慢しろ。」
翔だって怪我してるのにおれをかばってくれた。
翔「大丈夫だから、、な?」
和「うん、、」
雅「もう苦しめるな。俺、和を虐めるお前らのこと大嫌い。二度と俺たちに近づくな。」
潤「言っとくけど、お前ら眼中にねーから。」
智「じゃあね〜」
雅紀は俺のこと抱き上げ、
潤「、、翔乗って?」
翔「おっおう。」