嵐しょーせつ。Part3
第27章 素直になれ。
そして、高校二年生の夏、、、
「ユー、パスポートある?」
雅「はい^_^」
「じゃあ、3日後にハワイ行くから準備しておけ^_^」
急に言われたその言葉。
最初は分からなかった。
でも、、ハワイに行ったら、、、
?「、、あれ?相葉くん?」
雅「あっ。ニノ。」
和「もしかして、相葉くんも一緒に?」
雅「うん。まだ何も聞かされてないからよくわからないけど。」
そして、ホテルに集められた俺たち。
「ユーたち、今日から“嵐”としてデビューだ。」
急に社長から言われた言葉。
バレーボールのイメージキャラクターとしてデビューが決まり、5人グループの“嵐”として活動することになった。
それから18年。
和「はぁ、、俺たちももう30後半だね、、」
雅「うん、、なんか歳とるの早いな。」
ちょうどおつまみが無くなり、、、
雅「あっ、山芋食べる?」
和「うん^_^」
おつまみでよく作るのが山芋のおつまみ。
めんつゆで作ると美味しいんだよね。
リビングの方にいるニノ。
作り終え運んでいると小さく揺れる肩、静かな寝息。
雅「、、、マジか。」
机におつまみを置いて隣に座った。
何年も変わらないその寝顔。
本当に可愛いんだよ、、
本人に言うと怒るしなかなか言えないけど、、、
可愛い。とにかく可愛い。
俺は何年もニノに想いを寄せていたんだけど、
伝えるのが怖くてなかなか言えなかった。