嵐しょーせつ。Part3
第5章 温もり
でも、、ある日突然その幸せな朝は終わりを告げた。
雅「、、なにこれ、、、、」
いつものように朝、二宮くんのお店へ行くとシャッターが降りていた。
そして、そこに貼っていた紙に
『12月24日を持ちまして、閉店しました。多くの人に愛されたこのアラシヤマは幸せ者でした。本当にありがとうございました。店主二宮和也』
雅「、、なにこれ、、、しかも、、俺の誕生日、、」
二宮くんは俺の誕生日を覚えてくれていて、お祝いしてくれた。
その日、何も言ってなかった。閉店するなんてそんなこと、、、
俺、どうしたらいいの?何を楽しみに過ごせばいいの?
二宮くん、、、教えて、、、?
どうしたらいいの?
俺は泣き崩れた。
二宮くんのお店の前で、、、
何も知らなかったから、、、辛くて仕方ない。
あいにく二宮くんの連絡先を知らない。
だから、、あの誕生日っきり会うことはなかった。
、、、二宮くんのお店が閉店してから5年後の月日が流れた。
雅「これ、入力ミスしてるよ。」
「、、え、、あー!ごめんなさい!!」
雅「ったく。ちゃんと確認してから俺に渡してよ。」
後輩の教育係として俺は仕事に没頭した。
朝も憂鬱。起きるのも嫌だけど、、、毎日二宮くんの言葉を思い出して頑張っていた。