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嵐しょーせつ。Part3

第34章 叶わない、、?


雅「とれた点数だけご褒美やる。」

和「、、え?」

お兄ちゃんの話によると
40〜50点はアイスのおごり
50〜60点はご飯のおごり

雅「60点以上なら好きなもの何でも買ってやる。、、どうだ?」

和「え、だって借金は、、?」

雅「そんなもん気にするな。」

和「、、、」

雅「、、頑張れるか?」

和「、、頑張る。」

やってやろじゃねーか。
17年間もひとりぼっちにさせやがって。

俺は今まで甘えられなかった分、甘えることにした。


それからの俺の頑張り。

翔「ちょっ、お前どーした?」

和「ん?何がー?」

潤「いや、何がじゃねーよ。」

俺は大嫌いな数学の教科書を見ながら勉強してるから2人はビックリしていた。

和「そろそろやらなきゃヤバイから。来年受験生だし。」

もともと大学なんて興味なかったけど、ここまで勉強が楽しいと思えたのは初めてだし、、、ここまでやるなら大学進学も考えていた。
それに頑張った分だけお兄ちゃんにご褒美貰えるし、、


雅「、、、はーい、小テスト返すぞ〜」

先週受けた小テスト。

雅「二宮〜」

和「はーい。」

お兄ちゃんからテストを受け取った。

雅「よくやったな。二宮。」

和「、へ?」

点数を見ると、、、

和「、、ま、、まんてん、、!?」

50点満点だ。
うそ、、おれ、、、できたんだ、、、


翔「おいおいどうしたんだよ。」

和「俺も正直びっくりしてる。」

もう、今日はいいことありそう。
このまま定期テストに向けて頑張ってみよ。

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