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嵐しょーせつ。Part3

第5章 温もり


俺は仕事が終わり、二宮くんに連絡した。

メッセージを送るだけにしたんだけど、、
すぐに電話がかかってきた。

和《、、○△公園に来てくれる?》

雅《うん、、》

話したいことがあるみたい。

指定された場所へ行くと、、、
二宮くんはブランコに揺られていた。

雅「、、二宮くん!」

俺が名前を呼ぶと、俺のこと気づいて走って駆け寄って来たとおもえば、、、抱きしめてきた。

和「、、うわぁーーーーん。泣」

二宮くんは突然泣き叫んだ。

雅「なんで、泣いてんの?」

和「、、ぐすっ、、俺のこと、、も、、覚えて、ないのかなって、、ずっ、と思って、た。」

泣きながら話す二宮くん。

雅「泣く必要ないよ。二宮くんは俺の友達なんだから、忘れないよ。」

和「、、、」

しばらくすると、二宮くんは全部話してくれた。

お店を閉めたのは、父親の借金を返すため。
仕方なくお店を売り、今も足りない分あそこで働きながら返しているらしい。

和「もうすぐで、返済するんだ。だから、またお店を開きたい。」

雅「、、そっか、、、」

あの時は本当に急だったから、、ビックリしたことも話した。

雅「なんで、言ってくれなかったの?あの時が最後だったんでしょ?」

和「だって、一年の素晴らしい日にそんな暗い話を聞かせられないでしょ!!」

雅「でも、ちゃんと言って欲しかった。」

これは友達として本当に望んでいたことだから、、、

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