嵐しょーせつ。Part3
第37章 優しい救いの手
あっ、思い出した。
雅「まってよ〜。」
和「ほらはやく〜〜!」
幼い頃、よくみんなと遊びに行くとき、
走ってみんなに追いつこうとしたら、、
雅「、、っ!!」
派手に転んで、膝から流れる赤いもの、、
雅「、、っ泣」
痛すぎて泣いていた俺に、、
智「だいじょうぶだよ。おいらがやってあげる。」
自分が持っていた水筒とハンカチを手にし、、
智「おちゃだけど、がまんしてね?」
お茶で俺の膝を洗って、ハンカチで拭き
当時流行っていた戦隊モノの絆創膏を貼ってくれた。
雅「わぁ!カッコいい^_^いいの?さとしのお気に入りなのに、、」
智「いいよ^_^まさきがこれでげんきになってくれれば。」
雅「ありがとう!!」
智は、小さい頃からドジな俺にいつも手を差し伸べてくれた。
智「、、よし、これで大丈夫だよ。雅紀^_^」
雅「ありがとう^_^」
智「いいえ^_^」
翔「よし、帰るか。」
雅「うん^_^」
このいつもと同じ通学路、、
でも、ひとつだけ違う。
4人と一緒に歩いてる。
和「あっ!そうそう。俺、お前と同じクラスだよ^_^」
雅「え?」
和「2組だろ?さっきカバンの中に入ってたノートがちらっと見えた。」
授業で提出しなきゃいけないノートには名前と組が書いてあるから、それを見たんだろう。
智「おいらも2組っ^_^」
雅「智も?」
和「だから俺たち絶対お前を守ってやるから。」
潤「俺たちは違うクラスだけど、何かあったらすぐ飛んで行くから」
翔「すぐに言えよ?」
雅「ふふっ^_^ありがとう。」