嵐しょーせつ。Part3
第42章 ふれんど。
もうこの場が嫌で逃げ出したかった。
雅紀だけには気づかれて欲しくなかった。
涙を堪えようとして下を向いた。
すると、、、
雅「、、和っ!!」
、、え?
顔を上げると、俺の方に体を向けていた。
雅「悲しいかもしれない。助けてあげれなくて悔しいと思う。自分の中で溜め込むのだけはやめてほしい。俺、和のこと大切な幼馴染で守ってやりたいんだ。隠さず俺に話して欲しかった。」
、、雅紀、、、
雅「どんな和でも俺たちは受け入れるし、泣きたい時は俺たちの胸を貸してあげる。だから、お前も隠さず自分の気持ちをぶつけろ。」
涙を堪えようとしたのに、、バカ。
もう無理だよ、、、
和「、、っ、泣」
雅「、、、俺絶対に勝つから。和が笑って喜んでくれるなら。、、以上。この場をお借りして申し訳ございません。」
雅紀は、話したいことだけ話して、試合が開始された。
翔「雅紀、変わったな。」
潤「人見知りで、内気だったのに、、自分の気持ちを言えないやつだったのにな。」
智「でもさ、それを変えたのが和だったかもな。」
たしかに、ガキの頃。
人見知りで中々前に行けなかった雅紀を俺は
和「雅紀は雅紀だよ。自分がそれが一番いいと思ったらそれでいいんだよ。それをちゃんと受け入れてくれるかどうかわからないけど、少なくとも俺たちは受け入れる。」
雅「和、、」
和「大丈夫だよ^_^俺たちは雅紀の味方だから。」
うまく言えなかったけど、雅紀はこの一言で少しずつ変わっていった。