嵐しょーせつ。Part3
第54章 叶わない、、?II
和「、、あ、の、、」
その間に話を割った俺。
和「、、あなたは、俺の父親ですよね、?だから、言わせてください」
「、、、」
和「、、お兄ちゃんをこれ以上苦しめないでっ、」
雅「和、、、」
和「父さんが、お兄ちゃんを苦しめているんだ。お兄ちゃんはすごく優しくて気が聞けていい人。だから、父さんがつくった借金もお兄ちゃんは無理してでもちゃんと返してる。」
「、、、」
和「お兄ちゃんね、、父さんたちが借金を作ってしまったところに全部駆け寄って謝り倒してるんだ。“もう少し待ってください”“必ず返します”って、、」
雅「和っ!!」
和「俺も実際見たことある。すごく一生懸命で自ら何度も何度も頭を下げてた。」
「、そうだったのか、、」
和「お兄ちゃんの気持ちも父親なら少しは考えてやってよ。お願いします、、」
俺は話したいこと全て話終え、
雅「、、、」
「雅紀、そこまでしてくれた、のか、?」
雅「、、、」
「ごめんな?、、もう雅紀はしなくていいよ。」
雅「え?」
「俺たちでなんとかする。ありがとう。雅紀」
父さんたちは気持ちを改めたのか、もうお兄ちゃんを苦しめるようなことをしないと誓ってくれた。
そして、、、
「、、、和夫さん。」
「、、、なんだ?」
「、、雅紀のこと引き取らせてください。」
「、え?」
「親権を私に。」