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嵐しょーせつ。Part3

第54章 叶わない、、?II


「、、、」

「この2人は一緒にいた方がいいと思う。」

まさか母さんがそんな提案するなんて、、、
たしかにお兄ちゃんは血の繋がった家族だけど、本当の家族にはなっていない。

「私、仕事でよく家を空けるから和のことずっと一緒に居てあげられなくてひとりぼっちにしてきたの。でも、雅紀がこの家に住むようになってから和、毎日楽しそうで、、家に帰ると2人で何をしてた楽しそうに話してくれるのよ^_^」


俺は仕事だから仕方ないと思ってた。
でもどこか寂しさもあった。

母さんは俺のために女手一つ育ててくれてそれにかかるお金も必要だから頑張って働いてくれてる。だから言い出せなかった。寂しいって、、、

「、、、でも、君だけじゃ、、」

「たしかに、あの時子供2人を一人で育てるのは無理だって判断して仕方なく生き別れさせた。でも、今は2人とも大人よ?私の手なんて必要としてないわ^_^」

雅「母さん、、」

「まーくん。あなたが決めなさい。私はウェルカムよ^_^」

和「、、、お兄ちゃん、、」

雅「、、、、俺、、」

お兄ちゃんはゆっくり話し始めた。

雅「、、、あの時本当に辛かった。年の離れた和をなんとしてでも守ってやるって自分の中で約束したのに、離ればなれになっちゃって、、、」

お兄ちゃん、、、


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