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嵐しょーせつ。Part3

第55章 おもひで


次の休みの日、、、

雅「ばあちゃん、準備できた?」

「はいはい^_^行きましょうかね。」

晴れたこの日、、
俺たち3人はある場所へ向かった。

雅「、、ユースケ。ここにおいて?」

「うん、、」

大きな花束とお供え物。

雅「、、今から綺麗にしてあげるからね。」

水が入ったバケツを持ちながら汚れてるのを洗い流し、、、、

雅「、、父ちゃん、母ちゃん。今年も1年頑張ったよ。俺は今年受験生になります。少しでもいい大学に行けるように頑張るね^_^」

「、、、父ちゃん、母ちゃん、っ泣」

雅「ユースケ、泣いてても仕方ないよ、、父ちゃんたちはもう帰ってこないんだから。」


実は、、、

5年前に両親を交通事故で亡くし、俺とユースケだけになってしまった。俺は13歳でユースケは9歳だった。
施設入りを勧められたんだけど、家から出たくなくて、、拒んでいたら、、、

「、、私はこの子達の祖母です。私が育てます。」

俺たちをばあちゃんは引き取ってくれた。

「、、雅紀は大学行きたいかね。」

雅「、、え、、」

「どうなのかね。」

雅「、、行きたいとは思ってたんだけど、この状況じゃ、、」

俺は中学生ながら大学に通う夢を持っていた。
でも、両親を亡くした以上ばあちゃんにも迷惑かけられないし、お金がない。だから、諦めようと思ってたら、、、

「、、行きなさい。ばあちゃんがなんとかする!」

雅「え、でも、、お金が、、」

「お前はそんなこと気にしなくていいのよ?思う存分戦いなさい^_^」

ばあちゃんは、認めてくれた。
だから、いつか恩返ししようと思っていた。

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