嵐しょーせつ。Part3
第66章 運命と奇跡
家に着き、そのまま翔にぃが俺を抱っこして中に入った。
翔「、、ただいまー。」
家用の車椅子に乗り、家族のいる居間へ。
?「おかえり^_^」
雅「智にぃ、ただいま^_^」
智「疲れただろ。ご飯できてっから食べよっか。」
両親は共働きで家にいない。
母さんも元々は専業主婦だったんだけど、俺がこんな体になっちゃって、お金がかかってしまうから少しでも足しになるよう働いていた。
雅「母さんに申し訳ないね、、」
和「まだ、そんなこと言ってんのか。」
雅「いででっ!!」
和に急に耳を引っ張られてちょっとビックリした。
和「お前のせいじゃないんだから。」
雅「でもさ、、翔にぃも智にぃも大学生でお金がかかるのにさらに俺のせいでさ、、」
翔「そんなことないって。」
みんなに迷惑かけて、俺なんかあの時居なくなればよかったんだな、、
どんどんネガティヴになっていく俺。
雅「、、俺、生まれてこなきゃよかったんだ、、こういう運命になるなら居なくなった方が、、みんなに迷惑かけなくてよかったのかも、、」
それが一番なんだよ。
みんな健康で普通の生活できんのに、、俺は介助がないと何もできない。迷惑かけるだけ。
和「、、、雅紀。」
名前を呼ばれ、顔をあげた瞬間頬に鋭い音と共に痛みが走った。