嵐しょーせつ。Part3
第69章 背中
デビューする直前、、、
雅「、、わぁ!」
俺は昔からいつもダンスの振り付け中よく足がぶつかって転けることが多かった。
「おいおい、大丈夫か?笑」
振り付けの人や周りのジュニアは笑っていたけど、、、
和「、、大丈夫?」
雅「ニノ、、、」
和「立てる?」
雅「うん、、」
当時からいつも一緒に過ごしていたニノに助けられて、、、
和「ほら、一緒に練習しよ?」
雅「うんっ」
俺より一個年下なのに、俺よりしっかりしていて頼りがいがあって、、俺はいつもニノの背中を見ていた。
何年も一緒にレッスンを積んでいたのに、ある日突然ニノもその当時同じく一緒にいた松潤の姿が見えなくて、、、1人で練習していた。
周りから、
「あの2人、今度のデビューするグループのメンバーに選ばれたらしいよ。」
「マジ?あの2人が?」
「え、タッキーと翼くんじゃないの!?」
そんな噂話が流れてきて、、、
喜ばしくて祝福したいけど俺はやっぱり悔しくて心の底から祝福できなかった。
だけど、そのあとも1人でダンスや歌のレッスンをしてドラマ撮影も頑張っていた時、、、
「、、ユー。ついてきて。」
リハーサル室で練習していた俺をジャニーさんが呼び出して来てそのまま後をついていくと、、、
「ユー。ここで待っててくれ。」
雅「え、あはい。」