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嵐しょーせつ。Part3

第74章 糸。


俺が進学したのは、東京。

生まれて、5歳まで過ごしたこの街。
おにぃちゃん、、どこにいるの、?

新しい家で新しいスタートを切った俺。

和「、、買い出し行かなきゃ、、」

家には当然何もない。
家具は一通り家から持ってきたから困らないけど、ちょっとした日用品や食料品がない。

和「、、、うぅ、重たっ、、」

買いすぎた、、、
スーパー行った時安売りしてて、たくさん買ってしまった。

若干ふらつきながら歩いていたから前から走ってきた人に気づかずぶつかってしまった。

和「わぁ、!」

?「、、あっ、ごめんなさい、怪我ないですか?」

俺は重たい荷物に釣られて、尻餅ついてしまって、、ぶつかった人は手を差し伸べてくれた。

和「あっ、ごめんなさい、、ありがとうございます、^_^」

?「、、か、、ず、なり?」

和「え、?」

その差し伸べてくれた人は俺の名前を呼んだ。
俺は顔を上げその人と目を合わせた。

和「、、、っ、!、?おにぃちゃん!!」

雅「わぁ、!」

やっと、、やっと会えた、、
おにぃちゃんに会えたことが嬉しくて今度は俺がおにぃちゃんを尻餅つかせてしまった。

和「おにぃちゃん!おにぃちゃんっ!」

雅「和也、、、」

和「、、うわぁーーーんっ泣」

やっぱ、明るく過ごしてきたけどおにぃちゃんと過ごさなくて寂しかった。
おにぃちゃんのぬくもりに安心して涙が溢れ出してきた。

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