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嵐しょーせつ。Part3

第81章 フタリのタカラモノ


智「、、食べる?」

和「いいの?ありがとう。」

これも日課で、昼休みは誰もこないこの屋上で智と一緒に過ごす

だってさ、教室にいると何言われるか、、
お互いコソコソと過ごしていた。

今日起こったこと全て話すのも智だけ。

智「、、翔、そんなこと言ってたんだ、、なんか、ごめんな、」

和「なんで、智が謝るの?」

智「だって、、」

和「、、雅紀だって、、」

雅紀だって、翔くんだって同じだ。

和「、、あと1年。お互いがんばろ?」

智「そうだな。俺、和がそばに居てくれれば強くなれる^_^」

和「俺も^_^」

辛いことはたくさんある。
お互いたたかうしかない。


智「和、次移動教室だよ。」

和「うん。行こうか。」

午後の授業が始まり、移動教室のため教室から出ようとした時、、

?「、、和っ!!」

和「、!?」

後ろから突然名前を呼ばれ、恐る恐る振り向くと

?「ねぇ、数学の教科書持ってない?俺今日忘れちゃって、、」

和「、、、」

こういう時は俺を頼ってくる雅紀。
俺から離れていったくせに。

俺は無言で教室に戻り、数学の教科書を持って、、

和「、、はい。終わったら机に置いて」

雅「ありがとう^_^はい、これ。」

雅紀は俺の好きなジュースを渡し教室に戻っていった。
こういうことはちゃんと覚えてんだな、、

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