嵐しょーせつ。Part3
第81章 フタリのタカラモノ
指したところはたしかに破れていた。
なのに、、
和「、、自分で縫えよ。」
雅「無理っ!和がやってくれなきゃ、、おれ、、」
雅紀は不器用だ。
秀才だし、運動神経バリバリあんのに、、こういうところはね、、
俺は、無言で引き出しからソーイングセットを取り出し、、
和「、、貸して。」
俺が破れていたところを縫い合わせてる間、
雅紀は、俺の漫画を読みあさっていた。
和「、、これ縫ったら帰れよ。」
雅「えー、どうしよっかな。」
和「俺やることある。」
雅「んー、だって俺の家誰もいないからさ、、寂しくて、、」
本当寂しがりやだな。
雅「、、今日さ、、和とたくさん話したくて来たんだ。」
和「、、お前さ、、俺があんなこと言ったのに気にしないわけ?」
雅「まぁー、正直傷ついたし、凹んだけど。あれも和の愛なんだなって思った^_^」
和「、、、」
雅「和。俺ね?また、お前と一緒に過ごしたいんだ。翔たちが言ってることは気にするな。俺もさ、ちょっとムカついたし。」
1年のクラスは雅紀と離れてしまって、それから避けるようになった。
俺は雅紀と一緒に過ごしたかったけど、お互いにクラスで友達が出来て、、雅紀の方の友達2人が俺のこと散々言ってきたのがキッカケ。