嵐しょーせつ。Part3
第10章 従え
でも、俺は両親の赴任の理由だけじゃなかった。
俺は、中学の時イジメられていた。
髪が多くてもさもさしてて、メガネかけて、、、
いかにも“オタク”って感じさせるような容姿。
だから、“キモい”とか“ウザい”とか言われていた。
高校も中学のやつらが何人かいて、、、そいつらがそうやっていってくると、学校中浸透してしまいまた同じようなことになった。
だから、、誰もいない、一からスタートさせようと思ってこの学校に転校してきたんだ。
寮に入るのは、両親の都合だったから。
雅「、、和。これ届いてるぞ。」
和「ん?ありがとう。、、、、あ、、」
まーくんから渡された一枚のハガキ。
そこには、、、
『嵐山中学校 同窓会のお知らせ』って書いてあった。
和「、、、、」
雅「なに?どうしたんだよ。行けよ。」
和「いや、、行かない。中学いい思い出ないから。」
それに会いたくない。
出席は自由みたいだし。行かない。
雅「、、そっか、、」
和「これ、ありがとうね^_^」
俺は、風呂掃除道具を持ってハガキを部屋に置いた。
あれからまーくんにやれって言われてないけど、嫌なこととかあると掃除をして、気分転換してた。
そして、、同窓会の日、、、
今日は休みだしゲームして引きこもろう。
ゲームの電源をつけた時、ノックの音。
和「、、はーい。」
まぁ、鍵開けてあるし、この部屋に自由に出入りするのは4人だけだし。
俺は返事だけをして、ゲームをスタートさせた。
?「、、、おい。準備しろ。」
和「、、へ?あ、まーくん。」
雅「ゲームしてないで、ちょっと俺たちに付き合えよ。」
和「うっうん。わかった。」
まーくんのほかに3人もいて、外着に着替えていた。普段スウェットだから、遊びにでも行くのかな?
俺もちゃんと誘ってくれるところが優しい。
和「着替えたよ。」
雅「行くぞ。」
突然手を掴まれ、外へ出た。