嵐しょーせつ。Part3
第85章 フタリのカタチ
眠りついて数時間後、、、
?「、、雅紀っ!!起きろ!!」
雅「、、ん、、なに〜?」
和也が切羽詰まって俺を起こしていた。
和「おばさんが、、」
和也から言われた言葉。
まだ、信じられなくて、、急いで搬送先の病院へ和也の家とともに向かった。
「、、お母さんは末期のガンが見つかりました、、もう治すことは不可能です、、」
雅「、え、、」
「お気の毒ですが、、」
「先生っ!なんとかならないんですか!!」
「はい、、」
父さんは泣き崩れた。
先生曰く、ガンは1年前に見つかっていたけど、仕事が忙しく俺たちにも心配かけないように黙っていたみたい。
雅「、、っ、泣」
そんなこと一切素振りを見せなかったじゃん、、
いつも通りに笑って、俺の世話もして、、
雅「母さんっ、、」
和也の家も状況を飲み込むことができないみたいでどうしたらいいのかわからないみたい。
「雅紀、お前はとりあえず家に帰れ。和夫くん。雅紀を頼んだ」
「おう、お前も体に気をつけろよ。」
俺は和也の家とともに病室を後にした。
帰る道中俺は一言も喋らずどうしたらいいのかわからない感情と戦っていた。
和「、、大丈夫だよ。大丈夫。」
雅「え、、?」
いきなり優しい言葉をかけてくれた和也。