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嵐しょーせつ。Part3

第85章 フタリのカタチ


雅「、、和也、、」

和「ん、?、」

雅「お前、夢ってある、?」

和也の夢、聞いたことがない。
ほら、小さい頃はさ何でもこれやりたい!あれやりたい!って確信ではないじゃん?

和也もいきなり質問されビックリしていた。

和「んだよ、いきなり。」

雅「聞いたこと、、ないからさ、、」

和「別に大したものじゃねーよ。」

雅「、、、まぁでも、和也は何でも出来るし大丈夫だよね^_^俺もちゃんとしなきゃな。」

和「そういうお前はなんかあんのかよ。」

雅「んー、、特に何をしたいか全然。今まで通り和也と一緒に過ごして、おばさんのケーキ食べたり家族と一緒に、、って、もう無理か。」

母さん、もう時間は限られてるから、、
今まで通りなんていかないんだ。

考えないようにしようって思ったけど、、やっぱり怖くて、、、

雅「、、俺、、やっぱ、、っ、、」

和「、、ったく。」

和也は俺を優しくギュッとだきしめてくれた。

和「泣きたい時は泣け。俺の胸貸してやっから。泣いたらその分笑顔でいればいい。なぁ?」

雅「、うん、、っ泣」

お言葉に甘えて思う存分和也の胸で泣いた。
突然訪れる現実。
受け止めるのは難しい。
でも、、和也が、、こんな時でも一緒にいてくれる。俺、、和也と出会ってよかった、、

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