嵐しょーせつ。Part3
第85章 フタリのカタチ
和「、、雅紀。」
卒業してから半年、、
和「もう戻る時間だよ。」
雅「あっ、うん。ありがとう^ ^」
治療していたけど惜しくも、、母さんはこの世を去ってしまった
今日はお葬式。
やっとの思いで和也と事業を立ち上げ軌道に乗り始めた時だった。
母さんは最期まで笑って、俺たちを応援してくれた。
それはほんとに嬉しくて、きっと和也も同じことを想ってるはず。
雅「、、母さんに何も恩返しが出来なかった、、」
和「え?」
雅「いっつも笑顔絶やさなくて、、、俺を和也をずっと支えてくれたのに、、」
いつか絶対に恩返ししたかった。
それまで生きてて欲しかった。
和「雅紀、、、」
涙は流さない。
母さんが困ってしまう。悲しんでしまう。
雅「、、いつか絶対にいいもの作りたい。母さんが天国で喜んでくれるように。だから、、和也。」
和「ん?」
雅「協力してくれる?」
和「、、ふふっ^ ^当たり前だろ。おばさんにはいつまでも笑っててほしいもん^ ^」
和也は、いつも通りに笑って悲しませないようにしてくれた。
雅「、、うん^ ^ありがとう。」