嵐しょーせつ。Part3
第88章 秋風
雅「だって話しかけようとすると、逃げるようにどっか行っちゃうからさ、」
和「、、ごめん。俺、てっきりお前たちが気づいてないって思ってて、、」
雅「そっか。多分俺しか気づいてないよ笑笑和のこと。」
和「え?」
雅「俺、和のことならすぐわかる笑笑」
和「雅紀、、、」
雅「おかえり。和^_^」
和「、、ただいま^_^」
俺にとって大切な人に迎え入れてくれるってこんな幸せなことなんだなって、、改めて感じた。
雅「、、、髪の毛切ってやろうか?」
和「え?」
雅「そんな伸びっぱなしだと邪魔じゃない?」
和「まぁ、、」
雅「ふふっ^_^ちょっとまって?」
雅紀は弁当をガーッと食べて、カバンからまた何かを取り出した。
雅「よかったー。ちょうど智の髪の毛切る約束してたから」
雅紀が取り出したのはハサミ。
でも普通のハサミじゃなくて、美容師さんが持っているようなカット用のハサミ。
和「、、あ、そうか。雅紀の家美容室だったね、、」
雅「ん?ふふっ^_^そうだよ。俺用にあるの。」
いつのまにかビニール袋でエプロンを作って俺にかけた。
雅「ふふっ^_^イメチェンしよ。」
雅紀は手慣れた感じに俺の髪の毛を切っていった。