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嵐しょーせつ。Part3

第88章 秋風


智「、、ごめん。」

和「なにが?」

智「おいら、周りよく見てなくて、、悲しかったよね。」

教室へ戻る途中、智はシュンとしながら歩いていた。

和「、、んん。俺もごめんね?逃げてばかりで。」

智「それは、おいらたちが気づいてなくて寂しかったんだよね?」

和「寂しくて悲しかったけど、今こうして話せてるの幸せなんだ。だから、もういいよ^_^」

今こうして話しているだけでも生徒たちの注目の的。だって、必要最低限しか話さなかった俺にとってみんなは珍しい光景だから。
あと、ちょっと髪の毛も切ったし。

智「、、これから一緒にいてもいい?」

和「愚問だな。当たり前だろ。」

智「ふふっ^_^かーずー!」

和「わぁ、ふふっ^_^」

こいつらの前で笑ってないとさ、気持ち悪いんだよね。笑ってることが当たり前だから。


あの日から昼休み以外は智と過ごして、朝と昼休み、放課後は5人で過ごした。

雅「、、和、目悪くなかったの?」

和「あ、うん。人見知りだし、、素顔を隠したかったんだ」

雅「なにそれ笑笑」

和「どうぜ、童顔で馬鹿にされるだけだもん。」

自分のコンプレックスを隠さないとやってらんない。

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