
ジッパー様
第16章 刺激を求めて
「私っ……、セイヤさんのが欲しいの……!」
「それはだめなんよ」
「!」
「だめなんよ、ハルカちゃん」
切ない表情で二回言うと、セイヤさんは私から離れた。
「……どうしてっ……」
「……。僕は社長の犬やから」
「!」
社長の犬──。
それは伊崎社長の命令にしか従わないということ。
「ハルカちゃんの期待に応えられなくて堪忍な……」
「……セイヤさん……」
セイヤさんは部屋を出て行った。
まさか拒否されるなんて思わなかった。
……ううん、私が勘違いしてたんだ。セイヤさんがあまりにも優しくしてくれるから、セイヤさんも私と同じ気持ちなんだと思ってた。
でもセイヤさんは伊崎社長の命令で、私を愛撫していただけ。特別な感情なんてない。
それに考えてみれば、誰にでも股開く女なんて嫌だよね……。
「それはだめなんよ」
「!」
「だめなんよ、ハルカちゃん」
切ない表情で二回言うと、セイヤさんは私から離れた。
「……どうしてっ……」
「……。僕は社長の犬やから」
「!」
社長の犬──。
それは伊崎社長の命令にしか従わないということ。
「ハルカちゃんの期待に応えられなくて堪忍な……」
「……セイヤさん……」
セイヤさんは部屋を出て行った。
まさか拒否されるなんて思わなかった。
……ううん、私が勘違いしてたんだ。セイヤさんがあまりにも優しくしてくれるから、セイヤさんも私と同じ気持ちなんだと思ってた。
でもセイヤさんは伊崎社長の命令で、私を愛撫していただけ。特別な感情なんてない。
それに考えてみれば、誰にでも股開く女なんて嫌だよね……。
