
ジッパー様
第19章 真実
「……」
うすうすわかってた。
ただやっぱりそうだったんだっていう気持ちと、なぜ進藤さんが……伊崎社長がジッパー様にならなきゃいけなかったの?という疑問が浮かんだ。
そもそも、ジッパー様ってなんなの?
深く考えずに行為を受け入れてきたけど、どうして椅子なの? そして伊崎社長はどうして椅子になってないの?
聞きたいことが山程ある。
でも血の臭いで頭が回らない……。
「気分が悪そうね。でもハルカにはやってもらいたいことがあるの」
「……?」
「このジッパー様とまぐわって欲しいの」
「!」
「もうね、手に負えないのよ。使えないなら処分するしかないじゃない? それにあたしがずっと求めていたジッパー様は、新しく生まれたし」
「どういうこと……?」
「ふふっ。トオルさんのことよ。トオルさんがジッパー様の生まれ変わりなの」
「!」
うすうすわかってた。
ただやっぱりそうだったんだっていう気持ちと、なぜ進藤さんが……伊崎社長がジッパー様にならなきゃいけなかったの?という疑問が浮かんだ。
そもそも、ジッパー様ってなんなの?
深く考えずに行為を受け入れてきたけど、どうして椅子なの? そして伊崎社長はどうして椅子になってないの?
聞きたいことが山程ある。
でも血の臭いで頭が回らない……。
「気分が悪そうね。でもハルカにはやってもらいたいことがあるの」
「……?」
「このジッパー様とまぐわって欲しいの」
「!」
「もうね、手に負えないのよ。使えないなら処分するしかないじゃない? それにあたしがずっと求めていたジッパー様は、新しく生まれたし」
「どういうこと……?」
「ふふっ。トオルさんのことよ。トオルさんがジッパー様の生まれ変わりなの」
「!」
