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大型犬との同居~Remake Of Story~

第5章 ~借金取り達の魔の手~

◇アメニイト日本橋店2階・スタッフルーム◇

「犬飼先生、僕達の分のサインをお願いします」

「先生の作品、俺達も大好きなんすよ」

「ありがとうございます」

イベント後、2階のスタッフルームへ移動して休憩していると、歩さんと研磨さんがBL小説を持ってサインをお願いしてきた。

僕は、2人のBL小説にもそれぞれサインした。

この2人とは、イベントを通じて何回か会ってる内に仲良くなって、アドレスも交換して連絡も取り合ってる。

2人は、僕の貴重な腐男子仲間だ。

あと、犬飼リトルって言うのは僕がBL作家で、活動する上での作家名。

意味は、犬を飼ってる小さい人って意味で付けた。

今となっては、犬(大喜君)を飼ってる小さい人(僕)って意味的に合ってる。

「先生、そろそろ帰りましょうか」

スタッフルームのドアが開き、郁君が入って来た。

「郁も、お疲れ様」

「郁君、お疲れ様」

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