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高嶺の花

第4章 嵐の予感

「まぁいいや
それより保健室の場所分からない」
「え、もしかして分からず僕を担いで歩いてたのですか!?」
「まぁ…」
「あ、じゃあ寮でいいです!
寮にも保健室はありますからっ」
「…迷った」
「んん?えっととりあえずそこの角右です…」








藤に担がれている生徒は藤が迷子なのを理解し、寮までの道を案内した
生徒は藤と一緒にいる事で親衛隊を刺激しないか心配だったが授業中だった為誰にも見られる事なく寮についた








「あのっ!、」
「何?」
「ここまで運んで頂いてありがとうございました!」
「ただの気まぐれだから」
「それでも嬉しかったです」








生徒は少し悲しそうな顔をして頭を下げ
足を引きずらせながら保健室に入っていった








それを見送り藤は自分の部屋に戻った
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