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高嶺の花

第3章 出会い

【side鷹】








いつものように学園の見回りをしていた時ふとある人物に目が奪われた








俺は思わずその人に声をかけた







その人物は学園で高嶺の花と言われている滅多に姿を見る事のない真木 藤だった
俺も実際この目でみたのは初めてだ
とても綺麗な人だと思った








今数週間前に来た編入生…いや、マリモによって機能しなくなった生徒会、荒れる親衛隊
風紀の仕事はいつにも増して忙しくなり寝る暇を惜しんで仕事をし疲労が溜まっていたはずなのに
今目の前で頭を撫でている相手に癒やされていた








藤は特待生でもあってかその特権を使い面倒くさいと言う授業にほとんど出席していなかった
それでも主席をキープしているのだから凄い








だが、学生ならなるべく授業に出た方がいいと思った俺は藤に授業に出るように言った
勿論ご褒美もやると
するとすんなりOKしてくれた








俺は風紀の仕事が残っていた為、名残惜しいが藤に別れを告げ風紀室に戻った_____




【side鷹end】

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