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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第6章 ~前日の準備と当日の出発~

「好文君の家に、行ってみたかったから良いよ」

好文君に手を引かれ、犬飼家の中へ入って行く。

◇犬飼家・玄関◇

「誰もいないの?」

「母さんはパートで、父さんは仕事で、兄ちゃんは部活で遅くなるみたいっす♪」

じゃあ、家の中は僕と好文君だけなのか。

「お邪魔しま~す」

好文君に案内され、2階へ続く階段を上る。

◇犬飼家2階・好文の部屋◇

-好文視点-

「ここが、好文君の部屋か~」

「適当にその辺に座ってて下さい
今、お菓子と飲み物を持って来ます」

俺は、夏海さんに言うと部屋を出て階段を下りて行った。

◇犬飼家1階・台所◇

「夏海さんを、家に連れて来ることが出来て良かったー♪」

部活が本格的になってきて、なかなか家に呼ぶ機会もなかったから嬉しい。

俺は、お菓子が盛られた皿とジュースが入ったコップを、お盆に乗せて自分の部屋へ向かう。

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