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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第7章 ~危険な夜の海と訪れる最終日~

「駄目だよ
空は曇ってるし、波もさっきよりも揺れるし」

「それに、さっき居た位置から流されてるかもしれない…。」

「そうだな…。」

夏海さんの意見に、光輝と照明が同意する。

「でも、今なら少しだけなら探しに行けますよ」

それでも、夏海さんは首を横に振る。

「その油断が危ないんだよ
今なら、少しだけならって不確定な状態で、天候が怪しくなってる海へ探しに行くなんて…。」

「そうだぞ
確かに今なら、まだ少しの間は探せるかもしれない」

「でも、天候が怪しい海は何が起きるかわからない上に、見つからない可能性もあるんだし…。」

照明と光輝も、夏海さんと同じくブレスレットを探しに行くことに反対みたいだ。

「けどッ…。」

せっかく、夏海さんが初めてプレゼントしてくれた物なのにッ…。

恋人の証の物なのにッ…。

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