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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第7章 ~危険な夜の海と訪れる最終日~

「はぁ…はぁ…はぁ…。」

大雨に打たれ続け、荒波と泳ぐ力により俺の体力は削られていく。

「好文君!!」

「えっ?」

砂浜から、血相を変えた夏海さんがビート板を持って駆け出して来る。

「夏海さん…。」

夏海さんは、海に入るとこっちに向かって泳いでそばに来た。

「ったく、何やってんだよ!!
夜の海は危険って、好文君も知ってるだろ!?」

「すみません、俺…どうしてもブレスレットを見つけたくて…。」

さっき、左腕に付けたブレスレットを怒ってる夏海さんに見せる。

-夏海視点-

見つけてくれたんだ…。

「とにかく、説教は後だよ
今は、砂浜の方に戻ることが先だ」

僕は、持って来たビート板を好文君に渡す。

「えっ、でも夏海さんが…。」

「僕は大丈夫だから、好文君は体力的にキツいでしょ!!」

「はい…。」

躊躇してる好文君を一喝して、砂浜に向かって一緒に泳ぎ出した。

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