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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第7章 ~危険な夜の海と訪れる最終日~

「ッ…。」

しまった、足をつってしまった…。

「夏海さん?」

「好文君は先に…うわっ」

荒波が僕を襲う。

「夏海さん!」

「良いから…好文君は先に…うわっ…ゲホ、ゲホッ…。」

水が口の中に入る。

「うぷっ、うわっ…ゲホッ」

くそッ、足がつって動けないし荒波のせいで、好文君との距離が…。

「はぁ…はぁ…はぁッ…くッ」

ヤバい、僕も体力が…。

「夏海さん後ろ!!」

「えっ?」

好文君の叫び声で、後ろを振り向くと大波がすぐ迫っていた。

「うわあッ!」

「夏海さん!!」

僕は、大波に呑まれてそのまま意識を失った。

-好文視点-

「夏海さん!!」

夏海さんは、大波に呑まれてすぐに浮かんできたが、意識を失ってるみたいだ。

「夏海さん!!」

必死に叫んで呼んでるけど、夏海さんは倒れたまま目を覚まさない。

「夏海さん…。」

このままじゃ、夏海さんが…。

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