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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第9章 ~エピローグ~

◇花音学園1階・裏庭の桜の木の下◇

「……。」

「夏海さーん!」

「「「「夏海せんぱ~い!」」」」

好文君達が、こっちに向かって駆け出して来る。

「夏海さん、卒業おめでとうございます!」

「好文君、ありがとう」

僕は、好文君の頭を撫でた。

「夏海先輩」

「卒業おめでとうございます」

「「おめでとうございます」」

「琥珀君達もありがとね」

翌年の3月、卒業式当日。

僕達3年生は、花音学園を卒業した。

本選の大会の結果だけど、1位がエメラルド高校、2位が花音学園水泳部とダリア高校の同着で終わる。

結局、今回も全国大会への出場を逃した。

「そうだ!
好文君に、これ渡すね」

僕は、好文君に第二ボタンを渡す。

「今年の4月から、水泳部部長頑張ってね♪」

「夏海さん……はい!
俺、頑張ります!」

「光輝君、副部長頑張って」

「はい、頑張ります!」

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