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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第3章 ~亀裂と和解から生まれる愛の告白~

◇花音学園6階・屋上のドアの前◇

-夏海視点-

「……。」

僕は、3人の様子が気になって昼飯を食べたあと、こっそりと屋上のドアをちょっとだけ開ける。

そして、そのちょっとの隙間から3人の様子を窺っているんだ。

「好文君…。」

好文君も、2人に事の経緯を話してないんだ…。

「考えてる事は、一緒ってことか…。」

◇花音学園・屋上◇

-照明視点-

「何でもないって、何で話してくれないんだよ!?」

痺れを切らし、立ち上がりながら好文に怒鳴る。

それにつられて、光輝と好文も立ち上がった。

「何怒ってんだよ…?」

「好文も、先輩も…。
2人共、何も話してくれないからだろ!?」

俺の勘だけど、2人をこのままの状態にしてちゃ駄目だと思った。

それは、光輝も同じ気持ちだろう。

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