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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第3章 ~亀裂と和解から生まれる愛の告白~

波風先生は、僕達の顔を見る。

「青島君と犬飼君はプールの中の、掃除をよろしくね」

「「はい」」

僕達は、それぞれブラシと水が入ったバケツを持ち、プールの中に入る。

「朝陽君と月星君は、プールサイドをブラシで掃除してから、2人の手伝いをお願いね」

「「わかりました」」

照明君と光輝君も、それぞれブラシと水が入ったバケツを持つ。

「僕は、これから会議があるから終わったあとに、またココに来るよ」

波風先生は、僕達にそう言い残してプールサイドから立ち去る。

僕達は、それぞれの作業に取りかかった。

僕と好文君が、担当するプールの中の掃除は水を全部抜いても、まだ所々濡れているので磨くのに楽だ。

「好文君…。」

僕は、意を決して好文君に話しかける。

「先輩?」

まさか、僕から話しかけるとは思ってなかったのか、少し驚く好文君。

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