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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第5章 ~迎える初夜と始まる部活のプール~

「お兄さん、僕と同い年なんだ
あれ?でも、2年生で犬飼って居たっけなぁ…?」

少なくとも、知ってる限りでは2年生で犬飼って同級生はいなかった筈…。

「兄ちゃんは、別の高校に通ってるんすよ」

「どこの高校?」

「ダリア高校です」

あぁ、あの高校ね。

「思い出した!
確か、バッタ(バタフライ)専門だったよね?」

「はい
もしかして、水泳部で会ったことあったんですか?」

「直接話した事ないけど、合同練習と試合で何度かね」

犬飼好章(いぬかいよしあき)、ダリア高校の2年生で専門はバッタ。

当時1年生だった彼に、バッタ専門の先輩が1度も勝てた事がなかった。

「まさか、好文君が犬飼好章の弟とは驚いたよ」

「やっぱり、兄ちゃん早かったんですか?」

「うん
バッタ専門の先輩が、一度も勝った事がなかったから」

「あはは、やっぱり兄ちゃん凄いや♪」

兄の事を聞き、嬉しそうにしている好文君。

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