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オキナグサ

第2章 お礼


「皐月、俺らもお昼ご飯食べに行こっか。学食? 買い弁?」
「……買って、外で食べたい」
「ん、行こ」


学内にあるコンビニでご飯を買って
ちょっと外れたところにあるあんまり人が近くにいないベンチに座った


「……」
「皐月、佐倉に言わなくていいの?」
「え!? あ……えぇと……」


こんなに可愛い皐月が佐倉のことを好きなのに、佐倉は気にせず目の前で彼女の話するし
デリカシーがないよね

ま、ノンケなんてそんなもんなのかな


「……言え、ない……」


目うるうるさせちゃって
俺だったらイジメ倒すのに

あのスポーツバカ
皐月のこと狙ってる奴多いのに、どうするの


「なんで?」
「だって……っ、佐倉、俺のこと友達としてしか見てない! だから、変なこと言って、嫌われたくない……」


側にいられるならずっと友達のままでもいいってこと?

それは


わかる


俺だって、好きになった誰かに拒絶されるのが嫌だから今みたいな生活してるわけだし


「そっか」
「…………俺も、聖みたいな見た目だったら、言えたかな」


俺?


「こんな見た目に気使わない俺にどんな魅力があるの。皐月の方が絶対魅力的だよ」

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