完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第5章 完璧引っ越しと憂鬱な初夜
「――――え?!」
「と、言うことだ!ライカ、公私ともによろしく頼む!」
「――――は?!」
私は…あり得ない曽根の暴走により…
住所変更を余儀なくされた――――――――――――…
ちなみに――――…私の新しい部屋は…曽根のプライベートフロアの一角となった…
一応…財前さんは曽根のプライベートフロアの1階下の階に住んでいるそうです…
私もそこで良いと言ったが…
「///…ライカァ…一緒の部屋がダメなら…せめて…同じフロアに…ね?」
と、頼むもんだから……
「っ…分かったわよ!」
と、うっかり承諾してしまった――――…
なんか…私はおかしい…
曽根の言うことを聞いている気がする――――…なんで、逆らえないんだろ?
社長だから?
私が、社長秘書だから?
――――…ムカつく