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完璧な駄犬と憂鬱な秘書

第5章 完璧引っ越しと憂鬱な初夜


で――――…渋々…曽根のマンションに向かうと…



曽根が私を待ってロビーでウロウロしていた――――…




「ね、ウザイでしょ?

ここまで忠犬に成り下がった純弥様を見るのは初めてでございます…」



「忠犬?それは、財前さんだと思いますけど?

それに、あれは――――…忠犬と言うより…バカ犬です」




財前さんはクククっと笑うと車から私を降ろした




「――――…ライカァ!!」


「…声…大きい」



車から降りた私を見るやいなや、曽根は私の方に走って来た――――…さっきまでフラフラだったくせに…




「///ライカァ…お帰りなさい…」





「――――…ただいま…」




曽根は私の手を握りホッとして喜んだ――――…




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