
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第8章 完璧な誕生日と憂鬱なプレゼント
「///そうですよね…私たちも最近分かってきて…なるべく言うようにしていますが――――…なかなかね…うまく行かないんです…」
「最初は、私でもそうでしたよ?――――特に若月さんと馬場さんは2年目です…上手く行かないことが多くて当たり前です!最初から、上手くやられたら…
私の立場は有りませんからね!」
フフフと、笑うと…若月と馬場は私の笑い顔に少しびっくりしていた――――…
ふだんあまり笑わない私が笑っているのが…そんなにセンセーショナルだっただろうか?
「///神谷さんって――――…笑うと…スッゴク可愛いですね!///一瞬ドキッとしました!」
若月の言葉に馬場が、肩をバチンッと叩く!
「///若月さん!不謹慎です!もう!」
頬を脹らませ怒る馬場の方が――――…私的には可愛いと思ったが…
同姓に“可愛い”と、言われたのは初めてで――――…少し嬉しかった!
