
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第8章 完璧な誕生日と憂鬱なプレゼント
エレベーターで上まで行き、私は自宅の部屋に向かった
一応、メールで命令事項を送っているが…ちゃんと実行しているだろうか?
ド変態の曽根の事だ…ヨダレを垂らして喜んだに違いない…
こんな、命令を男性にしたことがない私だが…
曽根は喜びそうだな…なんて、思いながらメールを作成した…
この時点で…私も相当…ヤバイ方へ進んでいる気がする…
「///毒されて来てるよなぁ…」
部屋に入り――――…
キッチンを見る――――…完璧である
財前さんに頼んで正解だ――――…
あの人が…曽根の秘書をやればいいのに――――…と、毎回思うが…なんで、やらないんだろ?
今度、聞いてみよう――――…
さて、曽根はちゃんとお部屋で待っているだろうか?
私は、スーツの上着を脱ぎ――――…深呼吸する…
さぁ、これからプライベートの時間だ…
可愛い駄犬と遊ばないと…
私は初めて――――…自分の部屋から曽根の部屋へと…
向かう――――…
