
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第8章 完璧な誕生日と憂鬱なプレゼント
曽根は私の顔を見上げ――――…ワクワク顔で待っている
ドMもここまで来ると…本物のサディストは、苛めがいが無いと…思うのではないだろうか?
「“命令その2、ご主人様のプレゼントは素直に受けとるとこ”――――だったわね…
さぁ、バカ犬…プレゼントをあげるわ…」
私はポケットから…細い革の首輪を取り出した!
「///えっ!ライカァ!?ライカァ~!?」
曽根は私が取り出した物がなんなのか少し見ただけで分かったらしく…興奮した状態で私を見上げる!!
「――――バカ犬にピッタリな…首輪よ…」
「///く、首輪――――…首輪…私のための…」
うゎ…首輪で喜んでる…
普通…誕生日のプレゼントに首輪を贈られたら…嫌だと思うんだけど…
曽根には最高のプレゼントだったらしい…
