
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第8章 完璧な誕生日と憂鬱なプレゼント
「///私は――…社長だって…ライカが祖父の会社に居ると知ったから…引き受けたんです…」
「///え!?――――だって…決まっていたって!偶然だって!?」
確かに、曽根はたまたま私が秘書課にいただけと言っていた…
「///…ごめんなさい…
でも!でも!!飲み屋で出会ったのは本当に偶然です!
ライカの部屋で社員証を見つけたときは…もう、ライカとの未来しか考えられませんでした!」
社員証…無造作に置いてあったかも…
くそ~…しくじった…
「ライカ…私は…ライカに苛めてもらいたい…叩かれたい…噛まれたい…食べられたい…もう、何をされても――――…愛せます…」
「…黙って聞いていれば――――…私はとんでもないド変態に捕まったって訳ですね…」
