テキストサイズ

完璧な駄犬と憂鬱な秘書

第10章 完璧なライバルと憂鬱なご主人様


曽根が…他の女と一緒にいただけで――――…


あんなに腹が立った…




相手が…サニだったから?










――――…違う



サニだとわかる前から腹が立ったていた…



腹が立ったのと同時に――――…不安になったんだ!




私には無いものを持っている女性だと思ったから…





「――――怖かった…」





そう、怖かったのだ――――…



曽根が…私じゃない誰かのモノになるのが…





怖かった――――…また、捨てられてしまうかもと…思ったから


ストーリーメニュー

TOPTOPへ