
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第3章 完璧な仕事と憂鬱なプライベート
「さて、起動にのり始めたネットワークセキュリティだけど…まだまだ、ネットの世界は広いからね…
目に見えない敵は…世界中に存在していると考えないと」
今まで、警備や護衛などを専門に扱っていたわが社も…これからはネットの世界も守って行かないと――――…と、言うことだろう
「――――私も、ネットの勉強をしなくては行けませんね…アナログ人間では、今の世の中についていけません」
「そうですね、神谷さんがお勉強するなら私が手取り足とり教えますよ!」
会長室に向かう曽根の背中が楽しそうに揺れる…
「結構です。」
「///即答ですか!」
更に…喜びに揺れる――――…
ったく――――…喜ぶな!
