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貴方がいつもそこに居てくれたから…

第2章 弐


恥ずかしいけど…

精一杯の僕からのキスに、相葉さんは苦笑いする。
抱き付いてこの先に進んでいいって伝わる様にしがみ付いたのは、さっき大野さんの話を聞いた所為もあるのかもしれない。

相葉「和くん?…無理しないで?俺平気だからさ」

「嫌、です。……僕が平気じゃない。相葉さんが我慢するのも……僕が、我慢…するのも///」

相葉「俺は我慢強いから…………って。……え?……今……和くん…我慢するって、言った?」

「…///」

相葉「嘘………和くん?」

「もう///!…恥ずかしいって言ってるじゃないですか///!早く、分かんなくなるくらいに、ヤっちゃってよ///!」

死ぬほど恥ずかしい///
僕はそんな顔を見せられないから、隠す様に相葉さんの胸に押し付けてる。

クスクス笑う相葉さんに『こんなギュウギュウされたら何にも出来ないよ(笑)』って笑われた。
それでも何でも、恥ずかしいから離れる事も出来ない。

相葉さんがヒョイッと軽々僕を抱き上げてしまった。

しがみ付く僕を、ベッドまで連れて行く。


真っ暗な寝室。
リビングの明かりが入り込んでるから、うっすらと見える。

目の前に、見下ろす相葉さんが居て。

相葉「大好き♪…和くんが大好きだよ♪」

「……はい///」

相葉「ふふ♪…まだ恥ずかしい?」

「はい///」

優しく笑った相葉さんに、とてつもなく優しいキスをされる。
一旦離れて、また重なったそれは深くて濃厚さを増す。
つるりと差し込まれた相葉さんの舌が、熱くて火傷しそうだった。

濡れた粘着質な水音が耳に届くと、お腹の奥からゾワゾワとせり上がる感覚。

相葉さんの唇が、唇から頬へ。
頬から首筋。
首筋から、胸元へ…

少しずつ降りていくそれに、頭がボーッとする。

気付いたら服を脱がされてて、気付いてしまった事でまた恥ずかしくなった。

だけど…

胸の先に触れられて身体が勝手に震えてしまう。

「……ん…」

相葉「ふふ♪……可愛いよ?和くん♪」

「…ぁ……やぁ…ん…」

相葉「我慢しないでね?」

何、を?
って思ったのは、口に出せなかった。
だって、僕の下半身に相葉さんが触れたから。

他人に触られるなんて当然初めての経験で。

ゆっくりゆっくり、優しく擦られて。
僕のそこは窮屈で仕方ないくらいになってる。
もう何が何だかさっぱりだった。

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