
貴方がいつもそこに居てくれたから…
第5章 ※ SS ※ partⅡ
目を覚ましたら、腕の中に眠る智が居る。
窓に視線を向けてまだ夜が明けてないと気付いた。
腕の中でモゾッと動いた智。
額にキスをしたら、顔を上げた智と目が合う。
智「……何時?」
「まだ夜中?…明けてはないよ」
智「…そう」
「眠い?」
智「………そうでもない」
「目、覚めた?」
智「まぁ。…寝ろって言われりゃ、寝れる(笑)」
「ふはっ(笑)…じゃあ起きて?」
智「何だそりゃ(笑)」
「……足りないから。…智が」
智「あー…そっちは勘弁。…腰痛ぇ(笑)」
「マジかぁ……んじゃ寝てていいから♪」
智「ふはっ(笑)馬鹿、無理だよ(笑)」
「マジで?………どうすんの?これ」
智「知らねぇよ(笑)!放っときゃ治まんだろ(笑)」
「……酷ぇ……なぁ♪智ぃ♪」
智「…んぁ!……ちょっ!……やめ、んん!」
「何だよ、智だって同じじゃん♪」
智「馬鹿か!男の寝起きなんて皆こうなんだろ!」
「さっき足りないっつったじゃん♪」
智「………」
「…駄目?」
智「仕事だろ?」
「…んーん♪…今日は土曜っす♪」
盛大な溜め息を吐き出した智。
本当はマジでスルつもりなかったんだけど…
悪戯してるうちに、マジで反応してしまって治まりつかなくなった俺…
ムクッと起き上がった智が、俺を見下ろす。
智「……知らねぇぞ?」
「…何が?」
智「ギブっつっても、やめねぇかんな(笑)?」
「え?……ぁ、ちょっ!…あぁ!」
言うが早いか…
智は布団に潜り込むと勃ち上がった俺を咥え込み、吸い上げた。
一気に追い込められた俺は、あっと言う間に智の口内に吐き出す。
自ら俺のを後ろに挿入した智が、妖艶に微笑み"足りなかった、マジで♪"と囁いた。
「うぁ!……腰、痛ぇんじゃ、ねぇのかよ…」
智「…ハァ…んん……痛ぇ、よ?…ハァ…けど…吹っ飛んだ……ぁぁ…」
腰を振り始めた智が、キスをして。
汗を滲ませ、時々仰け反っては快楽に声を上げる。
厭らしくも美しい智の姿を、下から眺めてた。
「…ハァ…ハァ……もう…出ねぇ…よ」
智「ぁぁぁ……言った、ろ?……んぁ…ギブは…許さない…」
夜が明けても、俺は離してもらえなかった。
智を煽るのは、もう二度とやめようと…
強く心に誓った…
END
