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貴方がいつもそこに居てくれたから…

第7章 五


初めに好きになったのも、好きだと告げたのも自分からだから…
どうしてもちょっとの事で不安になってしまうと、相葉さんが苦笑いした。

相葉「……いつ、和くんが心変わりするかって思ったらさ…どうしても怖いんだよね…ごめん…」

「僕こそごめんなさい。相葉さんを不安にさせるつもりはないんです。…けど、やっぱり隠し事とか…嫌だったから…」

相葉「うん。ありがとう、話してくれて。和くん以外から聞いてたら、多分俺…不安でおかしくなってた(笑)」

「僕……ちゃんと言います。相葉さんが不安ならそう言ってください。信じてもらえるまでちゃんと言いますから」

恥ずかしいし照れ臭いけど、真っ直ぐに見つめてちゃんと真剣に伝えた。
分かってほしいから。
僕はちゃんと相葉さんが好きだって事。
あの日大野さんにお願いしたのは、証明してもらえるだろうとも思ったって事もある。

疑うなら大野さんに聞いて!って、言えると思ったんだ。

相葉「そっか(笑)…大ちゃんは嘘嫌いだしね?」

「そうなんですか?そこまでは知りませんでしたけど…」

"ふふふ♪"って笑った相葉さんに、やっぱりふわっと抱き締められた。

耳元に唇を寄せた彼に"…和くん食べてもいい?"って聞かれて、小さく小さく頷いた。
嬉しそうに笑ってキスされる。
そのまま背中を撫でられて肩を揺らす僕を、楽し気に笑う。

相葉「可愛い♪和くん」

「…んふぅ……ぁ…相葉、さん……んん…」

だいぶ慣れてきたけど、まだまだ照れ臭いし恥ずかしいのは消えなくて。
おまけにこんなリビングの明るい場所でなんて、恥ずかしくて目を開けられない。

それでも相葉さんは可愛いって楽し気に笑ってる。

「……やぁ……ハァ……相、葉さ……んぁ…ここじゃ…」

相葉「ごめん和くん……我慢出来ないから、ごめんね?」

座った相葉さんの上にヒョイッと抱き上げられて、そのまま繋がった。
その所為か、いつもより遥かに深くて苦しい。
だけど苦しさよりも、頭の中が真っ白になるくらい気持ち良くて。
全身が痺れる。

仰け反る僕の首元に噛み付く様にキスした相葉さんは、チクッとした感覚があったから多分赤い痕を付けた。

首を振る事しか出来なくて。

しかも自分自身が吃驚するくらい甘くて甲高い喘ぎ声が勝手に口から出てしまう。
今までにないくらい揺さぶられて、何度も好きだって言われた。

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