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I'm In Love With The HERO

第1章 夜空ノムコウ【黒桃】





真墨が見届けてくれたお陰なのか、予想より早く仕事が片付いた。

「お待たせです。」
「おう。」

2人揃ってサロンを出るのは初めてだ。というかそもそも真墨と2人きりというのも初めてに等しい。
何だか変な感じ。
エレベーターを降りれば外は既に真っ暗。もうすぐ日をまたぐ。

「では、また明日。」
「おう。おやすみ、姐さん。」
「おやすみなさい。」

たまにはこんな日も良い。



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