テキストサイズ

桜花楼の恋

第8章 明かされた正体

五「どうして突然」

千「すげぇー辛そうな顔している」

戸「北山お前」



もしかして気づいたんじゃ…



横「じゃなに?チュッ」

北「よせって言ってるだろ俺の肌に口なんか付けるんじゃねぇや」

横「俺はお前としたいんだ高い金を払って何もしないで帰るなんてそんなもったいない事できるわけない」

北「言っている事とやっていることがめちゃくちゃだ、それじゃ藤っ…ハッ」

横「どうした?ニヤリ」

北「なっ、なんでもね」



すると━



横「グイッ」

北「うわっ」



わったーは強引にミツの股を押し開ろげ。



北「はっ、放せ!」



足を使って押さえ込むと、すかさず股間へ手を伸ばし。



北「や…だっ‥や…クッ」

横「ほぉーら分かるだろ?お前の急所へすぐ届く所に俺の手がある、ニッ」

北「くっ…ガクガクッ」

横「さぁ、どうするつもり触られるのも時間の問題だよ」

北「おっ、俺は」

横「自分の行動と言っている事が全く合っていないのはどっち」

北「なに、クッ」

横「今、誰か助けを呼びたい心境でいるでしょ?フッ」

北「んなこと」

横「誤魔化すんじゃない」



こっ、これってまさか。



横「さっき口にしかけた名前…確か‥ふ…」

北「言うな!」

横「ふっ、モゾモゾ」

北「…ん‥やっ…」



わったー、それ以上は先へ進んじゃダメだ。



横「さて到着したよ、あとは ニヤリ」



ミツの顔が今まで見た事もないほど苦痛に歪んでいる、俺は見てられなくなり。



横「ここへ手を触れれば、お前は堕ちる ニヤッ」



その瞬間!



ニ「わったー」

北「藤ヶ谷あぁーっ」



ピタッ!

全てが固まってしまったかのように止まった。



戸「二階堂!」

五「知り合いだったのか」

塚「あいつと」

千「どういう事だよニカ」

河「答えろ!」

ニ「くっ」



一斉に向けられた自分への視線と言葉、どう返していいか分からずにいると。



横「もういいよニカ、よく我慢したね」



わっ、わったー



横「そこにいる連中を連れ今すぐこっちへ来な」



その声に、救われた思いがする。

そしてミツの部屋へ行った俺達の前で、わったーは語り始め全てが明らかにされたんだ。

太輔が何者なのか、何故ここへ来たのかが。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ